インターネットが身近にある時の仕事の始め方
とあるプログラミングを始めようとしている時。いや、何か論文か何か書こうとしている時でもいい。どっちにしても今やインターネットがないと始まらない。
いちからプログラミングをするなんてことは滅多にない。だいたいインターネットでやりたいことに近いようなプログラムを探したりして、それをベースにプログラミングを始めることが多いだろう。
あるいは論文を書こうとしている時、類似の論文がないかどうかをまず探す。これをきちんとやっておかないと意味のない論文を書くことになってしまう。
落とし穴に落ちる
こういう時、よく落ちる落とし穴があることもみんな承知だろう。
まず、グーグルでやりたいことに関係のあるキーワードを入力する。結果が出てくる。おおっ、さすがグーグル、最初に欲しいものが出てきたじゃん。なんて、最初の項目をクリックして読み始める。結構面白い。しかし、これってなんのことだろう?っていうことがままある。それで新しくその「なんのことだろう」をキーワードにしてグーグル様にお伺いをたてる。最初の項目を見るとなるほど、こういうことか。あれ?ちょっと待てよ、これがあるってことはこういう場合もあるわけだから、ちょっとそれについて調べて、と。そうなるかやっぱり。あれ、2個目の結果、面白そうな記事じゃん、読んでみよう。ふむふむ。へえ、そんな使い方もあるのか。最後まで読んでしまった。あれ、関連する記事が面白そうだな。読んでみよう。ふふーんあるよねこんなこと。笑っちゃうよね。おや、こんな便利そうなツールがあるのか。これ調べてみよう。へー。便利だな。使って見るか。どうやってインストールするんだろう。ああ、このツールがいるのね。じゃあこのツールを探して、ダウンロード。と、よしこれでインストールできるぞ。うむ。インストールできた。で、どうやって使うのかな?使い方を調べてみよう。なるほど。これは覚えないといけないのね。やってみよう。あれ?なんか動きが変だな。なんでだろう。こうなるはずなのに。同じような問題に遭遇した人はいないかな?あ、いるじゃん。そうか。勘違いしてた。そういう意味なのね。それにしてもこの人は面白いもの作っているなあ。何をベースに作っているんだろう?ほほう。こんなライブラリがあるんだ。すげーな。とりあえずダウンロードしておこう。使い方は?このサンプルを試してみよう。おおー。なんか動いた。これであれ作ったら面白そうだな。ちょっと新しいワークスペースを。。。
あれ?なにやろうとしてたんだっけ?
いつのまにかヤクの毛を刈っていた
こういうのをYak Shavingっていうんだって。
友人へのプレゼントにセーターを買いたい、という場面を想像しましょう。お店に行って見たのですが売っていませんでした。幸いにも、その店にいたお客さんが、通りの先に立派な仕立て屋があることを教えてくれました。そこにいけばセーターを作ってくれるかもしれません。そこで、あなたは仕立て屋さんに向かいました。仕立て屋さんには、すてきなセーターの模様と、それを編むための機械がありました。ところが、今日は業者が糸を配達してくれません。そこで、あなたは業者のもとへ向かいました・・・・。
といった具合に続いて、あなたはいつのまにか西チベットの原野にいて、糸を紡ぐためにヤクの毛を刈っています。「なんでここにきたんだっけ?」あなたは自問します。「欲しかったのはセーターだったのに」
と、こんなことが書かれている本があった。
なぜそんなことが書かれているのか?
この本は、タイトル通りサーバーレスシングルページアプリケーションを学ぶための本なんだけど、習得するために実際に手を動かすことを推奨しているのだ。
まあ、プログラミング関係の本だったら大抵そうだよね。
で、この本ではYak shavingをしないで済むように、整備したワークスペースをGitHubに置いてくれている。というわけ。
なぜそんな本を読んでいるのか?
そりゃサーバーレスシングルページアプリケーションの作り方を学ぶためさ。
とりあえず目次の手前まで読んでこのブログを書いているってわけ。
S3とかAWS Lambdaとか今頃やってんの?っていう人もいるだろうけど、やりたいことはもっと先にある。それはなんだって?それはヒ・ミ・ツ。
なんにしろ、今時はクラウドを自由に使えるようにならないとお話にならない。だからこの本は僕のクラウドを使った野望への第一歩なのだ。
でも、ひょっとしたらこの本がYak Shavingへの道になってたりするかもしれないなあ。