ビジネス 働き方 学び 日々

読了:ジョブ理論

投稿日:

本の情報

どんなことが書いてあるのか?

  • ジョブ理論の概要
  • ジョブ理論の奥行きと可能性
  • 「片付けるべきジョブ」の組織

読んでどんなことを考えたか?

「ジョブ」というのは結構曖昧な言葉である。それに「理論」がついているのだからなんだかピンとこないのも無理はない。

著者はかの有名な「イノベーションのジレンマ」という言葉を作った人である。

「ジョブ」というのは、「顧客が本当に解決したいと思っていること」というふうに言えるのではないかと思う。ニーズというのとちょっと違うのは、それがより具体的なコトだと言う部分だ。

ニーズといってしまったとき、ある特定のカテゴリの人々が存在し、その人々がほしいと思っているモノ・コトということになってしまう。「ジョブ」はそうではなく、解決したいコトなのだ。

「顧客はドリルが欲しいのではなく、穴がほしいのだ」という言葉がうまく表しているかもしれない。とにかく、今、解決したいコトのために「ジョブ」を雇用する。解決してしまったら解雇する。そういうふうに考えるのだ。

イノベーションの失敗は、顧客が本当に必要としているコトはなにかということを考えていないことから起きる。最小公倍数的に機能を増やしてしまったりというのがよく行われる失敗だ。

顧客が本当に解決したいコトに集中し、それをうまく解決するためのモノや仕組みを設計する。それがイノベーションに失敗しないための一つの方策である。

ということが書いてあったと思う。

実際に最近の日本の家電にはイノベーションに失敗していると思われるものが多い。使わない機能が山ほどある。それだけ操作が複雑になる。バックグラウンドのポリシーが曖昧だから使い方も一貫性がない。

古くはソニーがウオークマンで音楽を持ち歩きたいというジョブを見事に実現した。

AppleがiPodを作ったときには、たくさんの音楽を持ち歩きたいというジョブを解決した。iPhoneはもう少し複雑になってしまったが、インターネット端末を手軽に持ち歩きたいというジョブを見事に解決していた。

こんな風に物事を「ジョブ」という観点でものをみることでイノベーションは博打ではなくなる。これはなかなかおもしろい視点である。

面白かった?

面白かったが、最初のミルクシェイクの例で見事に「ジョブ」の本質を説明していて、あとは蛇足という感じがしないでもない。

もちろん大事なことが書かれてはいるのだが、「ジョブ」について知りたい人はミルクシェイクの例を読むだけでも十分だろう。きっと考え方が変わるのではないだろうか。

まとめ

イノベーションに苦しんでいる企業はたくさんある。その中でも成功しているところは物事をシンプルにしたところだ。顧客が片付けたいと思っていることにフォーカスし、それを全力で解決する。そういう考え方でイノベーションを確かなものにできるのだということがわかった。







書いた人

nyao

nyao

本を読むのが大好きです。積読本が多数。システムエンジニア経験あり。プログラミング言語はRubyが好きだけどPHPとJavaばかり書いている。最近はJavaScriptも好きになってきた。クラウド使ったお仕事募集中。

プロフィールを表示 →

-ビジネス, 働き方, 学び, 日々,
-,

Copyright© NyaoPress 読書と日常 , 2018 All Rights Reserved.