Pixelbookって?
Chromebookのハイエンドなやつですね。Chromebookといえば、Googleクラウドに特化したChromeOSを載せたノートPCです。ぶっちゃけた話、ブラウザのChromeだけが動くように作られたマシンです。
それで何ができるのってことになるわけですが、普通の人がパソコンでやることなら大抵のことはできます。プログラムがいつもクラウドから降ってきて、データもクラウドにあるって言うことになります。ローカルにもストレージはあるけど、それはあくまでオフラインで使うときのためにあるので、普通のパソコンのようには自由に使えなくて、要するに常にインターネットにつながって使うノートPCだと言うことになります。
ChromeOSマシンというのはOSを常に2バージョン持っているのです。で、一方を運用中に他方をアップグレードし、アップグレードが終わったら自動的に新しい方のOSに切り替わって使えます。そう、OSのアップグレードが知らないうちに終わってしまうんです。OSがとても軽いので立ち上がるのも数秒です。クラウドとの通信は常にセキュアで、普通のパソコンのように万が一紛失したときにもデータを抜かれるとか、そういう心配はありません。唯一Googleアカウントの管理が問題となるだけです。
ローカルでプログラムを動かせなくてほんとうに大丈夫なの?
今のところ、大丈夫じゃありません。それは、クラウドに対応していないアプリケーションを使う場合です。世の中にはそういうアプリがゴマンとありますが、自分が使うものを厳選してみれば案外少ないことがわかるでしょう。どうしてもそういう古いアプリケーションを使いたい人は普通のセキュアじゃないパソコンに重たいセキュリティソフトを入れてを使いましょう。しょうがないので。
よく調べてみると、ブラウザだけで完結しているアプリケーション、案外増えています。そういうのを使うんだったらChromebookで十分なはず。一度、パソコンでChromeだけ使って暮らしてみてください。案外行けるなって思いますよ。
問題はプログラミング。古い頭の人は既存のパソコンを使ってください。今やEclipseだってクラウドで動く時代です。それにクラウドのプログラミングは徐々にコードをちまちまと書く時代ではなくなってきていますけど。
サーバプログラミングをしている人はUNIXの時代からダム端末を使うのを得意としているのでChromebookで何ら問題ないでしょう。
問題はかっこいいマシンがないことだった
Chromebook、まだ世の中に浸透していないせいか、あまり良い製品がありません。簡単に言うとかっこいい製品がないんです。これは残念。
しかし、Pixcelbook、これはなかなかかっこいいです。ぴらっと画面をひっくり返せるし、ペンが使えるし、薄いし。
ちょっとお高いかなと思います($999)が、スタイリッシュなノートならこんなもんでしょう。
あとはまだ日本で発売していないのが悲しい。ぜひ日本でも売って欲しい。並行輸入品は高いのだ。
全部クラウドに置こう
だいたいね、容量もCPUの性能も限られたパソコンでなんでもやろうというのがもう古いのですね。クラウドなら無限大です。そりゃあたくさんのリソースを使えばお金がかかりますが、自前で揃えることを考えれば安いもんです。そもそも普通の人が使う範囲なら、ほとんどタダで使えるくらいです。
全部クラウドに置いてしまえば、マシンを取り替えるのが何しろ簡単です。ログインするだけですから。最後の問題はこのログインの部分をどうセキュアにするかですね。
たぶんスマホがやっているような生体認証方式がいずれ載ってくるでしょう。そうなったらほぼ無敵でしょう。
もうね、仕事はクラウドでやりましょうよ。