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読了:日本再興戦略

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本の情報

どんなことが書いてあるのか?

  • なぜ今、日本再興戦略を語るのか?
  • 欧米とは何か
  • 日本とは何か
  • テクノロジーは世界をどう変えるか
  • 日本再興のグランドデザイン
  • 政治
  • 教育
  • 会社・仕事・コミュニティ
  • 日本再興は教育から始まる

読んでどんなことを考えたか?

日本再興ということを、妙なイデオロギー抜きで語れる若い人が出てきたぞという感じだな。

日本を再興するにあたって、まずは欧米という幻想から問題視するというのは初めて聞いた感じ。明治時代から欧米という本来実像のない概念があるから、それをまず是正して、アメリカはアメリカ、イギリスはイギリス、フランスはフランスという風に国単位で見ないとダメだって言うこと。たしかにそうしないと日本という国の立ち位置が曖昧なままなんだよね。しかも明治の脱亜入欧の考え方が未だに抜けないという。言われてみればごもっともな話。

その上で、日本の歴史をきちんと見ようと。確かに僕らの世代は教育に寄って戦後史観というか、フェアじゃない歴史観を教え込まれちゃっているからな。本来の日本はどういうものだったのか、詳らかに知る必要はあると思う。今はそれがないから、戦後に教えられたやり方で思考停止している状態。それを変えて、日本を再興しようということだな。

歴史の中には文化も含まれる。よく考えると日本史も世界史も、基本政治を中心に覚えている。もっとその時代の産業とかアートとかにも目を向ける必要がある。するとより明確な「日本観」が生まれてくるんだね。

日本の最近のごく短い期間(150年位か?)の歴史があまりにも大きく現代に影響している。それではアジア各国ともまともに付き合っていけないだろうということだ。もっというと、大航海時代に作られた「世界」の概念を根本的に見直すことができれば日本は最先端の国になれるだろうということ。だから欧米じゃダメなんだ。

問題意識の持ち方、その解決のビジョン。どちらも明快で素晴らしい。この本は今の日本人の必読書なんじゃないだろうか。

ただ、字面だけ辿って読むクセのある人には誤解が生じるかもしれない。その辺注意が必要。

面白かった?

もちろん面白かった。政治・経済・教育・文化の広い知識を持ってグランドデザインをできる人材がいなくなっているというのは本当だと思う。著者はそういうことができる人材の一人だ。期待しちゃうな。

まとめ

自分の思考の偏りを正された感じ。福沢諭吉はこんな感じだったんだろうなと思わされる。今、学問のすすめを別に読んでいるんだけど、時代の変革を主導する人が語ることはスケールが違うんだなと改めて思う。良書。







書いた人

nyao

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本を書きたい人にITの基礎から学んでもらって、Kindleで著者デビューするまでをサポートします。 ITってよくわからないという人のために勉強会をやっています。 「読書と編集」という屋号でお仕事をしています。

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