本の情報
どんなことが書いてあるのか?
- 僕たちは未来を創ることができるか
- 1999年のお祭り騒ぎ
- 幸福な企業はみなそれぞれに違う
- イデオロギーとしての競争
- 終盤を制する
- 人生は宝クジじゃない
- カネの流れを追え
- 隠れた真実
- ティールの法則
- マフィアの力学
- それを作れば、みんなやってくる?
- 人間と機械
- エネルギー2.0
- 創業者のパラドックス
- 停滞かシンギュラリティか
読んでどんなことを考えたか?
この本、2015年の夏に読んだらしい。タイトルは頭のなかに残っていたけど、買ったことすら忘れていて、Kindleの決済画面が出なかったことに気づかず(すでに買ってますよとメッセージが出る)、いつまでたってもKindleにダウンロードされないのを訝しく思ってもう一度購入してみてすでに読んだ本だということを知ったという間抜けさだ。
再読してみて、やっぱりゼロから1を作るのが何より難しいということを改めて感じた。それから、テクノロジーが進んでも商売の基本は変わらないということも。
この本の著者は、PayPalの共同創業者だ。今やインターネット決済の標準プラットフォームといっていいPayPalだって最初から上手くいったわけじゃない。早いうちにインターネットでの決済システムの可能性に気づいて、素早く対応し、効果的な利用法を探り、打つべきときにプロモーションをし、他者と協業し、ビジネスを大きくすることができたのだ。ITだからうまくいったというのはビジネスの要諦をはずさなかったからうまくいったということの一部でしか無い。
スタートアップで失敗した例も出てくる。それはことごとくビジネスの本来の姿を外したから失敗したのだと喝破している。
ITエンジニアはオタクだから勘違いしやすいと戒めている。良い技術なら自然にクライアントがついてくると考えてしまうことだ。そんなわけはないとくどいほど言っている。
僕も自分のビジネスを立ち上げる上で、そういう勘違いをやりそうな気がした。この本を読んで、そういうリスクをひとつ回避できたことになる。
ゼロから1を作ることは難しい。しかしそれを乗り越えることができればその先はずいぶん楽になることが期待できる。そして、ビジネスをするということはゼロから1を作ることが王道なのだということを学ぶことができた。
僕は今、本を作るということに熱中していて、周りの人を誰彼なく巻き込むとても迷惑なことをしている。
僕が最初に出版にちょっとだけ関わったKindle本の著者には次の本も手伝わせてもらっていて、今回は表紙を作る人(娘だけど)を紹介して、さらにその本の次に書く本のテーマまで打診している。優しい著者なので受け入れてくれているけど、余計なお世話かもしれない。でも僕にとって最初の本は大切なゼロ・トゥ・ワンになった。効果はまだ不明だが、AdWordsを使ったプロモーションをやってみたりして、自分でビジネスをやるということをちょっとずつ学んで実践できるようになってきている。
引越しシーズンだし、ここでもプロモーションしておこう。
僕のゼロ・トゥ・ワン。とても感謝している。
面白かった?
勉強になった。書いてあることはとても厳しい。でも成功するためにはどうしたらいいのかがちゃんと書かれている。自分のビジネスを作ろうと思っている人は。。。たぶん読んでいるだろうな。まだ読んでいないなら是非読むことをオススメする。
まとめ
テクノロジーがいくら進化しようとビジネスの基本は変わらない。それを勘違いすると必ず失敗する。人生は宝クジじゃないのだ。