本の情報
どんなことが書いてあるのか?
- 根室本線の無人駅を中心とした暗い過去をめぐるミステリー
読んでどんなことを考えたか?
うーん。ちょっと抵抗があったかな。
まず、北海道は過去に鉄道にまつわる暗い事件がたくさんある。それにあえて触れた上で、さらにそれをミステリーというひとつの娯楽にされてしまうことにとても抵抗がある。
つぎに、無いようなんだけど、伏線を張っていく部分が長い割に伏線回収の部分があっという間だ。前半が長すぎて飽きてくる。僕は鉄道や旅がけっこう好きだから読めたけど、途中で飽きてしまう人も多いのではないかと思う。
実際、僕は途中で飽きてしばらく放ってあった。今回積読消化にあたって読みかけをやっつけてしまうために最後まで読めたのだ。
ミステリーとしてはまずまずの面白さだと思う。伏線回収はお見事という感じ。
でも地元の人のはあまり評判が良くないんじゃないかな。そのへんを残念に思う。
面白かった?
まあまあ。たまにはミステリーを読むのも良いなと思った。ってところか。
まとめ
出てくる地名は架空のものとはいえ、実名もあり、そこで暗い過去を掘り返す物語は後味がよろしくない。そこが残念。