日々 音楽

読了:宇多田ヒカルの言葉

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本の情報

どんなことが書いてあるのか?

  • これまでに発表した曲の歌詞が全部揃った詩集

読んでどんなことを考えたか?

宇多田ヒカルが僕たちのところに再び戻ってきた日。ずっと置いてあったこの本をじっくり読んでみることにした。

彼女の曲はデビュー当初から好きで、アルバムもたぶん全部揃っている。一日以上聴けるくらいあるんじゃないかな。

でも、曲を聴いていても歌詞をきちんと聴いているとは限らない。彼女の曲は英語の部分も多いし、彼女らしいより口語的な言葉が使われていて、しっかり聴かないと聞き取れない歌詞もある。世界観も独特だ。でも音楽になるとその雰囲気やニュアンスは伝わってしまうから、なんとなく聴いていた曲が多い。サビが印象的な曲がたくさんあるしね。

あらためて彼女の詩集として読んでみると、新たな発見があった。

詩として成り立っている。それが一番印象的だった。

最近のシンガーソングライターの曲をよく聴いてみると、わかりやすいけど説明的で、文字の量が多くて、詩というよりは普通の散文だなという感じがすることが多い。別にそれが悪いということはないし、好きな曲はたくさんあるけど、宇多田ヒカルの歌はちゃんと詩として成り立っているのだ。

それは逆に言うと少し難しいということでもある。多分に隠喩的。かなり想像力を働かせないと理解できないのではないかと思う。

言葉の選び方、リフレインの使い方、韻の踏み方、はたまたはずし方。どこも彼女らしさが溢れている。

彼女の心象風景。実は多分に昭和歌謡曲的なんだ。

曲を書いてからそれに詞をつけるという。だから使える文字数が自ずから限られる。その結果言葉を研くことになる。そのスタイルが詩人としての宇多田ヒカルを生んだのだと思う。

詩集としてこの本を読んだ時、僕の中で宇多田ヒカルは文学少女の輝きを見せた。

面白かった?

面白いという言葉はちょっと違う。心に響いたというのが正しいかな。受け取り方は様々だろうけど。

まとめ

宇多田ヒカルをよく知る人にも、そうじゃない人にも、詩人としての宇多田ヒカルを知ってほしいと思った。

それから、装丁がいい。活字の選び方も最高だ。本としてのできの良さもぜひ味わって欲しい。







書いた人

nyao

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本を読むのが大好きです。積読本が多数。システムエンジニア経験あり。プログラミング言語はRubyが好きだけどPHPとJavaばかり書いている。最近はJavaScriptも好きになってきた。クラウド使ったお仕事募集中。

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